東大寺講堂の渡り廊下、基壇幅約14メートル確認 破格の規模
東大寺講堂の渡り廊下、基壇幅約14メートル確認 破格の規模

奈良市の世界遺産・東大寺の大仏殿北で講堂跡を発掘調査していた東大寺などの調査団は1日、講堂と周囲の僧坊を結ぶ「軒廊(こんろう)」(渡り廊下)の規模を確認したと発表した。基壇(土台)の推定幅は約14メートルで、寺院の軒廊としては破格の大きさだという。

発掘調査で確認された軒廊の規模

東大寺では、僧侶らの学問と修練の場だった講堂跡周辺の史跡整備を計画している。同寺と奈良文化財研究所、奈良県立橿原考古学研究所による「史跡東大寺旧境内発掘調査団」が昨年、初めてとなる講堂跡の発掘調査を実施。講堂の基壇は東西約61メートルと巨大だったことが判明したほか、講堂と、周囲をコの字形に囲む僧侶らの宿舎・三面僧坊を結ぶ軒廊の一部が見つかった。

礎石の配置から基壇幅を推定

今年は講堂東側の軒廊の規模を確認するため、約110平方メートルを発掘調査。1辺約90センチの方形の礎石が、昨年見つかったものも含めて三つ確認された。礎石の間隔は東西が約4・5メートル、南北が約9メートルで、東軒廊の基壇の南北幅は約14メートルと推定された。

南側では基壇を覆っていた外…この記事は有料記事です。残り407文字