ノーベル化学賞を受賞した筑波大名誉教授・白川英樹さんの死去が報じられた3日、筑波大関係者やつくば市民の間に白川さんを悼む声が広がった。
筑波大での足跡と学長コメント
白川さんは1979年に筑波大に着任。82年に物質工学系の教授となり、2000年に退官した。筑波大の永田恭介学長は「20年以上にわたり、本学で教べんを執られ、優れた研究成果をあげられるとともに、多くの後進を育てていただいた。深く哀悼の意を表します」とのコメントを発表した。
元同僚が語る人柄
1992年から白川さんが退官するまで研究室で講師を務めた同大数理物質系名誉教授の木島正志さん(68)は「4月に白川先生と会ったときは、非常に元気な姿で話していたのでとても驚いている」と語った。
木島さんは白川さんについて「非常に優しい方だった」とし、「白川先生から自分が信じた研究を諦めずに続ける精神を学んだ。色々なものを素直に受け入れ、自分の好きなことを続けていく姿勢に感銘を受けた」と振り返った。
市民と市長の思い
つくば市の五十嵐立青市長は「白川先生の歩みと成果は多くの研究者や若い世代に希望と志を与えてくださった」とコメント。同市の起業家堀下恭平さん(35)は「亡くなったと聞いて残念。ノーベル賞を受賞した白川さんがつくばで活動していたことは市民にとって誇り」と話した。



