大正製薬は、アミノ酸の一種「タウリン」が、老化細胞の除去を促し、健康寿命の延伸につながる可能性があるとする研究結果を発表した。
老化細胞とは何か
老化細胞は、生活習慣によるストレスなどの影響で老化が進んだ細胞のことで、本来は除去されるが、年齢とともに体に蓄積していくと、周囲に炎症を起こす物質を分泌する。体の不調や動脈硬化、糖尿病といった加齢に伴う病気につながるという考え方が研究者の間で広がっている。
研究内容と結果
同社は、老化に関わる免疫細胞のマクロファージに着目した。薬で人工的に老化させたマクロファージにタウリンを加えると、老化マクロファージの生存率が低下した。細胞全体と、老化した細胞をそれぞれ染色して調べると、老化マクロファージの割合はタウリンによって減っていた。
タウリンについて
タウリンは、カキやシジミ、タコなどの魚介類、栄養ドリンクなどに多く含まれるアミノ酸。過剰摂取による副作用に注意は必要だが、適量ならば水溶性で安全とされる。同社は「今後も研究を進め、多くの人の健康をサポートしていきたい」としている。



