米アルバート・アインシュタイン医科大学などの研究チームは、親の寿命が100歳以上だった人は長生きする傾向があるとの研究結果を発表した。遺伝要因が影響しているとみられ、長寿のメカニズムを解明する手がかりになる可能性がある。
研究内容と結果
論文は8月26日に米医師会雑誌「JAMA Network Open」で発表された。チームは米英の計約4千人について、3種類のデータベースを分析した。最長29年分の記録を使い、100歳以上の親を持つ人と、それ以外の人の2グループを比べた。生活習慣や教育水準なども調整し、死亡時の年齢と加齢に伴う病気を発症した時期などを分析した。
その結果、長寿の親を持つ人の方が長生きで、心血管疾患や高血圧といった病気を発症するのが遅い傾向があった。死亡のリスクが一定水準に達する年齢を比べると、長寿の親を持つ人の方が3.12年遅かった。
寿命と遺伝の関係
近年の研究では、寿命は生活習慣などのほか、遺伝要因も大きいことがわかってきた。イスラエルなどの研究チームが1月、遺伝子が同じ双子についての大規模なデータを分析した結果、長寿の要因の55%が遺伝によるものだとする論文を米科学誌サイエンスに発表している。



