人々を笑わせ、考えさせた研究に贈られるイグ・ノーベル賞の受賞者が3日(日本時間4日)に発表された。日本に関係する研究が医学賞と化学賞に選ばれた。
日本関連の医学賞と化学賞
「水はねのない小便器の設計に関する理論的、実験的な試み」として、米ウィーバー州立大のランディ・ハード博士らが医学賞を受賞した。液体が壁面にぶつかる角度が浅いときは、水はねが起きにくいことに注目した研究だ。
流体力学と微分方程式を駆使し、「どこから尿が飛んできても浅い角度で壁に当たる小便器」を設計。3Dプリントで試作して実験すると、しぶきを98.6%も減らせた。逆に水はねを最大化する設計にすれば、立ち小便を防ぐ装置も作れるという。
他の受賞研究
このほか、八つの研究に賞が決まった。業績や受賞者のコメントが紹介されている。
小便器のデザインは100年以上にわたり大きな変化がなかったとされる。今回の研究は、流体力学の知見を応用して日常の設備を改善する試みとして注目される。
イグ・ノーベル賞は、ユーモアを交えつつも深い考察を促す研究を顕彰する賞として知られる。日本関連の研究が選ばれたことで、今後の応用が期待される。



