老化研究の抗体取り違え疑惑、p16-INK4aとp16-ARCを混同か
老化研究の抗体取り違え疑惑、p16-INK4aとp16-ARCを混同か

投資が集まり、ヒトへの応用が急速に進む老化研究。その足元で、実験材料の信頼性が問われる事態が表面化している。

指摘された抗体の取り違え

今年6月、英国の分子生物学者ショルト・デービッド氏が自身のブログで、ある問題を指摘した。デービッド氏は2024年、研究不正告発の功績で米タイム誌の「次世代の100人」に選ばれている。

問題視されたのは、細胞老化の指標として重要なたんぱく質「p16-INK4a」。名前が似た別のたんぱく質「p16-ARC」もある。

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見る対象を取り違える危険性

これらを検出するそれぞれの「抗体」を取り違えれば、細胞の老化を見ているつもりで、別のものを見ていることになる。その取り違えが推定される論文があるという。

長寿科学の現状と課題

人類の夢である「長寿」をめざす科学研究が加速している。メカニズムの解明が進み、莫大な資金が流れ込むことで、創薬の新たな可能性が生まれている。一方、危うさも見えてきた。日米の最前線を紹介する。

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