伊勢神宮の式年遷宮(2033年)を前に、伊勢名物「二軒茶屋餅」を販売する二軒茶屋餅角屋本店(三重県伊勢市神久)が、伊勢神宮内宮前のおはらい町に支店を開設した。江戸時代以前から舟参宮の旅人をもてなしてきた同店が内宮の門前町に店を構えるのは初めて。
1575年創業の老舗、内宮前進出
同店は1575年創業。伊勢市中心部を流れる勢田川の船着き場で、伊勢湾を船で渡って神宮に参拝する舟参宮客に餅を提供してきた。こしあんを薄い餅皮で包み、きな粉をまぶした生餅で、素朴な味が地元住民や観光客らの人気を集めている。常設の販売所は市内に5か所あるが、参拝者でにぎわう内宮前にはなかった。
創業450周年を機に支店建設
創業450周年を迎えた昨年、おはらい町通りに面した約60平方メートルの土地を借りることができ、内宮前店を建設。土産用の10個箱入り(税込み1100円)や5個パック(同580円)のほか、毎月25日には黒砂糖を使った「黒あん二軒茶屋餅」を数量限定で販売する。餅2個にお茶が付いた盆(同400円)の提供もある。鈴木成宗社長は「旅人を餅で迎えるという創業以来の商いを、参宮のにぎわいの中心地でも続けていきたい」と話している。



