祇園祭後祭、護摩焚きで巡行安全祈る 熱中症対策も
祇園祭後祭、護摩焚きで巡行安全祈る 熱中症対策も

祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾の一つ、役行者山(えんのぎょうじゃやま)で23日、聖護院門跡(京都市左京区)の山伏ら約30人が巡行の無事や疫病退散を祈る護摩焚きを営んだ。

会所近くの室町通(京都市中京区)に護摩壇が組まれ、山伏姿の行者が点火すると、白煙が勢いよく上がった。中村覚澄・聖護院執事が導師を務め、行者らは時折タオルや手ぬぐいで汗をぬぐいながら、読経やホラ貝の音を響かせた。

熱中症対策としてスポットクーラー設置

年々気温が上がっていることを受け、今年から熱中症対策として見物客用のテントに新たにスポットクーラーを設置。この日は扇風機も回した。見物客らは保冷剤で額を冷やすなどして対策しながら、護摩焚きの炎を見守った。

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役行者山保存会の代表理事、山田登喜雄さん(52)は「暑さに負けず、心は熱くして巡行に臨みたい」と話していた。

八坂神社で神仏習合の儀式

祇園祭に合わせ、八坂神社(京都市東山区)で、神職と天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)の僧侶が合同で、国家の安寧と疫病退散を願う神仏習合の儀式「八坂礼拝講」が営まれた。

八坂神社はかつて「祇園社」や「祇園感神院」と呼ばれ、延暦寺の末寺だった時期がある。儀式は明治時代の神仏分離で途絶えたが、2005年に一度復活。その後、祇園感神院の復元事業に取り組む野村明義宮司が延暦寺に依頼し、24年に再興された。

21日に行われ、八坂神社の神職と延暦寺の僧侶ら計約30人が参列。本殿で野村宮司が祝詞を上げた。夕立の中、向かいにある舞殿で天台座主名代、堀澤祖門・探題大僧正らが読経したり、ハスの花びらを模した色紙をまく散華をしたりした。

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