リニア2027年開業遅延は川勝氏だけの責任か JR東海の大誤算
リニア2027年開業遅延は川勝氏だけの責任か

リニア中央新幹線の静岡工区について、7月18日に静岡県の鈴木康友知事とJR東海の丹羽俊介社長が自然環境保全協定を締結した。これにより、大井川地下約400メートルでのトンネル掘削が可能となる。国土交通省の水嶋智事務次官や地元市町長らが同席する異例の大イベントとなったが、最も関係の深い川勝平太前知事は招待されなかった。

川勝前知事が遅らせた“犯人”に

JR東海は2020年6月、当時の金子慎社長が川勝知事に準備工事の再開を求めたが、川勝氏は自然環境保全協定の締結を拒否。これによりJR東海は「2027年開業は困難」と発表し、マスメディアは川勝氏を開業遅延の原因として報じた。

難工事が待つ静岡県のルート

しかし、ジャーナリストの小林一哉氏は、川勝氏だけに責任を負わせるのは早計だと指摘する。静岡工区の現場は非常に過酷な自然環境にあり、台風被害で道路が通行止めになるなど、工事そのものが困難を極める。JR東海が難工事が待つ静岡県をルートに選んだことが「大誤算」だった可能性がある。

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今後の見通し

丹羽社長は「今後、地元で工事説明会を開き、起工式・安全祈願祭を行う。着工時期は未定」と述べている。河川法の占用許可は今月中に出される見通しで、全線着工の目途が立ったが、2027年開業は事実上不可能な状況が続いている。

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