祇園祭・後祭の山鉾巡行(24日)で先頭を進む橋弁慶山で21日、組み立て作業と試しに動かす「舁き初め」が行われた。巡行する全11基が街にそろった。
赤い和傘を試験的に設置
橋弁慶山(京都市中京区)は今年、ご神体の一つ、牛若丸のそばに日差しや雨をよけるための赤い和傘を試験的に取り付けた。蔵で長年保管していたが劣化が激しく、閉じたままで設置。舁き手らは、道に渡された電線に傘が引っかからないかどうかなどを入念にみながら会所周辺を移動していた。
関係者によると、大正時代に撮影したとみられる山の写真を近年発見。牛若丸ともう一つのご神体、弁慶のそばに和傘がそれぞれさしかけられていた様子を確認したという。和傘は昭和初期までは使っていたとみられる。
今後の活用を検討
24日の山鉾巡行では和傘は取り付けないが、今後、巡行での活用や修復の必要性などを検討する。
橋弁慶山保存会の長谷幹雄代表理事(78)は「新たなチャレンジをしている姿勢や意気込みを見てもらいたい」と語っていた。



