札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」(昨年9月に閉園)を運営していたサクセス観光は2日、同園の敷地内に「ピクニックフィールド」をオープンし、イベント事業の運営を再開したと発表した。
市が除却命令を出していた経緯
この動物園を巡っては、市街化調整区域で無許可開発が繰り返されたとして、札幌市が今年3月、同社に対して違法建築物の撤去を命じる除却命令を出していた。
代理人弁護士によると、ピクニックフィールドには空気を入れて膨らませた遊具やバギーによるアトラクションなどが用意されている。市保健所や市開発指導課の職員が事前に点検しており、問題がないことが確認されているという。動物の展示はない。
残る221匹の動物と収益の使い道
ノースサファリサッポロには6月末時点で221匹の動物が残っており、動物の餌代や飼育員の人件費などは、動物の引き取りを表明している投資会社「ビーチキャピタル」(東京)が支援している。再開したイベント事業で得た収益は、動物の飼養に関係しない職員の人件費や賃料、税金などに充てるという。
ピクニックフィールドの営業は11月末まで。サクセス観光は代理人弁護士を通して「新たな建物の建築を行ったり、周辺土地の開発を行ったりすることはないし、『ノースサファリサッポロ』を再開するものでもない」とコメントした。



