安藤忠雄さん設計の図書施設「こども本の森 札幌・北大」が北海道大学構内に開館 14テーマ・約1万5000冊
安藤忠雄さん設計「こども本の森 札幌・北大」が北大構内に開館 14テーマ・約1万5000冊

1日、北海道大学(札幌市北区)構内に、世界的建築家・安藤忠雄さんが設計した図書施設「こども本の森 札幌・北大」が開館した。式典には名誉館長の漫画家・ヤマザキマリさんらが出席し、新たな「知の拠点」の誕生を祝った。

全国6か所目、大学構内では初

この施設は、安藤さんが自治体などに寄贈している子ども向け図書施設の全国6か所目。大学構内では初めてで、北大南門近くに位置する。曲線的な外観は立木を避けるように設計され、木の根を傷めないよう杭で支えられた宙に浮いた構造だ。本棚は上に向かって広がり、子どもたちが自然と手を伸ばしたくなる空間を生み出している。

14テーマで約1万5000冊

館内には、北海道、食、科学などにまつわる14のテーマごとに、絵本や漫画、小説、専門書など約1万5000冊が並び、大人も利用できる。貸し出しはないが、構内の芝生などに持ち出して読むことも可能だ。

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開館式典で北大の宝金清博学長は「研究者や学生と子どもたちが触れ合う唯一無二の学び場になる」と期待を述べた。ヤマザキさんは「自然の中で教養や知性を育めて、子どもも大人も引きつける。世界に発信したい図書館」と語った。安藤さんはビデオメッセージを寄せ、「本を通して世界の広さを知り、大志を抱いてほしい」と呼びかけた。

訪れた札幌市立北辰中3年の女子中学生(14)は「天井まで本が並び、わくわくする。いろんな本と出会い、興味が広がりそう」と話した。入館は無料で、定員60人の入れ替え制。事前予約が必要だが、空きがあれば当日も受け付ける。休館日は第2・第4水曜日と年末年始など。

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