宮崎大学地域資源創成学部が創設10周年、卒業生の半数近くが県内就職
宮崎大・地域資源創成学部が創設10周年、県内就職半数近く

宮崎大学地域資源創成学部(通称・地域学部)の創設10周年を祝う記念式典が17日、大学のサテライト拠点「錦本町ひなたキャンパス」(宮崎市)で開かれた。地方創生を担う人材の育成に取り組んできた10年間の成果について、公開討論会などを通じて振り返った。

文理融合と現場重視の理念

学部は、人口減や地域経済の縮小に伴う危機感の高まりを背景として2016年4月に誕生した。文系と理系の垣根を越えた「文理融合」や地域と対話する現場重視を理念に掲げ、卒業生の半数近くが宮崎県内の就職先を選ぶことが特徴の一つとなっている。

式典で約150人が出席

式典には、地元行政や教育、経済の代表者ら約150人が出席した。国立大法人の運営支援に携わる文部科学省の担当者が基調講演し、18歳人口が急減する2040年までに地方の私立大はもちろん国立大でも定員割れに陥る可能性を指摘した。

公開討論会で学生の成長を確認

討論会でも学生たちが地域課題の発見力を身につけ、付加価値を与える能力を磨いてきたことなどについて意見交換した。最後に学部長を務める根岸裕孝教授は「次の10年に向けて地域とともに学び、新たな価値を生み出す学部であり続けたい」と締めくくった。