鉄道の運行や保守管理にAI(人工知能)を活用する動きが本格化している。運休や遅延を減らし、乗客の利便性向上につなげるのが狙いだ。ベルリンで開かれている世界最大の鉄道技術の展示会「イノトランス」では、定時運行や防災対応に強みを持つ日本勢を含む主要メーカーがAIを使ったサービスなどを売り込んでいる。
59カ国から3170社が参加
22~25日に開催のイノトランスには59カ国の3170社が出展し、最新の車両やサービスをアピールした。
日立製作所は赤色が基調の高速車両「ETR1000」を展示し、AIを活用したサービス「エイチマックス」をPR。車両に取り付けたセンサーがデータを取得し、AIが車両や線路の故障の兆候などを解析する。保守管理にいかすだけではなく、最新の機能では運行システムと連携できるため、運休や遅れの改善にもつながるという。
日立、AIで信頼性向上を強調
日立の鉄道部門トップのジュゼッペ・マリノ専務は、AIについて「鉄道の信頼性と稼働率を高め、エネルギー消費の削減や自動運転などシステム全体を統合するのに極めて重要だ」と話した。
エイチマックスは欧州を中心に2500編成に導入済みで、今後数年で3500編成にまで拡大する計画だ。
海外勢もAI関連に注力
AI関連では海外勢も注力している。