「マクドナルドに入ったら牛丼しかなかった」外国人困惑の店舗を聖地巡礼、ラトビア人投稿が5.6万いいね
「マクドナルドに入ったら牛丼しかなかった」外国人困惑の店舗を聖地巡礼、5.6万いいね

「マクドナルドに入ったら、牛丼しかなかった」と外国人が困惑した店舗を実際に訪れた、日本推しラトビア人さん(@ArturGalata)の投稿がXで話題となっている。「まじで存在したからおもしろい。聖地巡礼した気分」と投稿したこのエピソードには5.6万いいねが集まり、看板の紛らわしさとおもしろさに多くの反響が寄せられた。噂の店舗を訪れた経緯や、外国人ならではの視点から見る日本の不思議な魅力について、アルトゥルさんに話を聞いた。

「本当にマクドナルドに見えるのか?」を確認するために訪問

――ネット上で話題になっていた「マクドナルドに入ったら牛丼しかなかった」という店舗に実際に足を運んでみた理由について教えてください。

「『外国人がマクドナルドだと思って入ったら、牛丼しかなかった』という話をSNSで見て、最初は『いやいや、そんなことある?』と思いました。でも写真を見ると、『確かにこれは間違えても仕方ないかもしれない』という絶妙な見た目だったんです。私はもともと日本のちょっと不思議なところや、『日本人にとっては普通だけど、外国人から見るとおもしろいもの』を探すのが好きなので、これは自分の目で確かめてみたいと思いました。SNSで話題になった場所を実際に訪れるのは、ある意味『聖地巡礼』みたいで楽しいです。『本当にマクドナルドに見えるのか?』を確認するために、実際に行ってみることにしました」

「これは外国人が間違える可能性あるな」と実感

――外国人が困惑したというその紛らわしい外観や看板を目の当たりにしたときの、率直なご感想をお聞かせください。

「到着して最初に思ったのは、『これは外国人が間違える可能性あるな』でした。落ち着いて見ればマクドナルドではないことはわかるのですが、パッと見た瞬間に入ってくる情報の組み合わせが絶妙なんです。特に外国人旅行者の場合、日本語の店名をすぐに読めるとは限らないので、文字よりも色やロゴ、看板の雰囲気で『ここは何のお店か』を判断することがあります。その状態で見ると、『マクドナルドだ』と思って入ってしまう人がいても不思議ではないなと思いました。そして入ったら、メニューにあるのはハンバーガーではなく牛丼。『日本のマクドナルド、ずいぶん攻めてるな』と思うかもしれません。個人的には、誰かが狙って作ったわけではないのに、偶然いろいろな要素が重なってこういうおもしろい光景になっているところが、すごく好きです」

――「聖地巡礼」として訪れた際、周囲には同じように写真を撮って楽しんでいる方や、本気で困惑している外国人観光客らしき人はいましたか?

「私が訪れた時は、周りに同じように『ここだ!』という感じで写真を撮っている人がたくさんいたわけではありませんでした。残念ながら、目の前で外国人観光客が『マクドナルドじゃないの?』と困惑する瞬間にも遭遇できませんでした。むしろ現地は普通の日常の風景で、SNSで話題になっていることを知らなければ、そのまま通り過ぎてしまうような場所でした。『ネットではこんなに話題になっている場所が、実際に来てみると普通に街の中に存在している』というギャップもおもしろかったです。私自身は完全に観光名所を見る気持ちで行っていたので、一人で『本当にある!』とテンションが上がっていました」

SNSでは「これは間違える」と共感の声

――このユニークな光景に対してSNSでどのような驚きや共感の声が寄せられていましたか?印象に残ったコメントを教えてください。

「SNSではやはり、『これは間違える』『外国人だったらわからないかも』といった反応が多かった印象です。一方で、日本人からは『どう見たらマクドナルドになるの?』という反応もあって、その違いがおもしろいなと思いました。またあの写真だけで場所がわかる方も多くいらっしゃって『アルトゥル、あの場所に行ったんだ!』という声もたくさんいただきました。日本人にとっては『普通』でも、日本語が読めない外国人が色や看板だけを頼りに見ると、まったく違った景色に見えることがあります。私は日本が好きで長く日本語を勉強していますが、それでも外国人だからこそ気づく『日本の不思議なところ』はまだまだあります。今回の場所も、ただ『看板が紛らわしい』というだけではなく、日本人と外国人では街の見え方そのものが違うことが分かるおもしろい例だと思いました。こういった『日本人には普通だけど、外国人から見るとちょっとおもしろい日本』を、これからも見つけて紹介していきたいです」

外国人から見た「日本のこれがすごい!」

――実際に日本に来て、日本のこれがすごい!これが世界中にあったら便利!というものがあれば教えてください。

「1つ目は、お風呂の『自動湯はり』や『追い焚き』です。ボタンを押すだけでちょうどいい量・温度のお風呂を準備してくれて、しかも『お風呂が沸きました』と教えてくれる。最初に知った時は『お風呂がしゃべった!』と驚きました。海外ではシャワーだけの家も多いですし、浴槽があっても自分でお湯を入れるのが普通なので、『どうしてこれは世界標準になっていないんだろう』と思います。特に冬のラトビアにこそ欲しいです。2つ目は、コンロについている魚焼きグリルです。これも最初は『コンロの下に小さいオーブンがある』と思っていました。しかも魚を焼くための場所だと知って、さらに驚きました。日本では普通の家庭にあるものですが、魚をよく食べる日本だからこそ生まれた設備だと思います。魚を焼くための専用スペースが最初からキッチンに用意されているのは、考えてみるとすごく贅沢です。そして3つ目は、お好み焼き屋さんの鉄板が付いているテーブルです。これは便利というより、ぜひ世界中に広めてほしい日本文化です。料理を厨房で完成させて持ってくるのではなく、自分たちが座っているテーブルそのものが調理器具になっていて、目の前で焼いたり、自分で作ったりしながら食事を楽しめる。初めて見る外国人からすると、『テーブルで料理するのか』とかなり驚くと思います。でも、食事そのものがひとつの体験になるので、友達や家族と食べるとすごく楽しいです。日本にはこういう『別になくても生活はできるけれど、一度知ってしまうと欲しくなるもの』が本当に多いと思います。日本人にとっては当たり前すぎて『なにがすごいのか』と思うかもしれませんが、外国人から見ると、そういうところに日本のおもしろさを感じます」

アルトゥルさんは日本を推し、これからも日本の魅力を紹介したいと話している。著書『アルトゥルと行く! 不思議の国・ジャパン』では、アルトゥルさん目線で発見した日本の文化や不思議な魅力が詰まっているそうだ。