「学校や家に加えて、オンライン上に人間関係のありかが一つ増えている」。東京都内の中学校でスクールカウンセラーをする植原亮太さん(39)はそう話す。
SNS上で「4対1にされている」と吐露する女子中学生
植原さんによると、ある女子中学生は、5人で仲が良かったのにSNS上で自分以外の4人で遊んでいる投稿を見た。「4対1にされている」「(クラスの中でも)会話に入れない」と吐露したという。
LINEグループから外され、元のグループは機能しなくなるケースも
別の中学生は、メッセージアプリ「LINE(ライン)」で複数人でチャットするグループの一人だった。チャット中の自分のささいな発言がきっかけで、自分が外された別のグループがLINE上で作られた。元のグループは機能しなくなっていた。
子どもにとってSNSなどインターネットは生まれたときからあるもので、人間関係を築く上でも欠かせないツールになっている。ただ、ネットを巡るトラブルも相次ぐ。子どもたちと向き合ってきた専門家に状況を聞いた。SNSの仕組みを巡っては、日本でも子どもへの悪影響を問題視する訴訟の模索が始まっている。