若狭湾サイクリングルートで電動アシスト自転車貸し出し 県が実証事業開始
若狭湾サイクリングルートで電動アシスト自転車貸し出し開始

福井県は「若狭湾サイクリングルート」(わかさいくる)の振興に向け、電動アシスト機能を搭載したスポーツ自転車を貸し出す実証事業を始めた。自転車を借りた施設とは別の施設でも返却できるようにし、利用者に遠方まで足を延ばしてもらうことを狙う。

ルート概要と貸し出し方法

わかさいくるは、JR敦賀駅から小浜線・若狭高浜駅まで、嶺南6市町を経由する全長126キロ・メートルのルートだ。自治体や経済団体などで作る協議会が、国の「ナショナルサイクルルート(NCR)」の指定を目指している。

事業で貸し出す自転車は全17台。わかさいくるの沿線自治体にある自転車店や観光協会など4施設で借りられる。返却も4施設のどこでも可能だ。どの施設も近くにJR小浜線の駅があり、遠乗りした場合でも、返却後、電車で移動することができる。

料金と利用条件

料金は1日8000円。県認定の「わかさいくるサイクリストに優しい宿」の宿泊者限定で、1泊2日1万2000円、2泊3日1万6000円のプランもある。借りた施設以外で返却する場合は1台につき5000円が必要となる。いずれも税込み。

県は事業を通じて、利用状況や価格設定、利用者のニーズなどを検証する予定だ。

今後の展望

県若狭湾サイクリングルート推進室の担当者は「帰りの体力を気にする必要がなくなり、より遠くまで足を運べるのではないか」と期待する。また、「これから秋のサイクリングシーズン。嶺南の風景や食事、観光など、利用者に様々な体験のきっかけにつなげていただければ」と話している。

利用には専用フォームから1週間前の事前予約が必要で、12月11日まで受け付けている。予約方法などの事業に関する問い合わせは同推進室(0770・47・5422)。