NECネクサ、基幹業務SaaS「EXPLANNER/Ax SaaS」を提供開始
NECネクサ、基幹業務SaaS「EXPLANNER/Ax SaaS」販売開始

NECネクサソリューションズは10月5日、上場企業から中堅企業を対象とする基幹業務システム「EXPLANNER/Ax SaaS」の販売を開始した。標準機能を利用する「Public型」と、アドオン開発や周辺システムとの連携に対応する「Private型」を用意する。クラウド基盤には「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用。「会計」と「給与」の各サービスは2027年1月から提供する予定だ。

独自業務への対応とクラウド運用を両立

「EXPLANNER/Ax SaaS」は、オンプレミス版の基幹業務システム「EXPLANNER/Ax」で培った機能や柔軟性をクラウド環境で提供するサービスだ。

NECネクサソリューションズによると、開発の背景には、基幹システムのクラウド移行を巡る課題がある。ビジネス環境の変化や法改正への迅速な対応が求められるなか、基幹システムのクラウド移行ニーズが高まっているという。一方、企業独自の業務プロセスを維持するためのアドオン開発がクラウド環境では制限される場合がある。また、セキュリティ脅威への不安もクラウド移行の障壁になっているとしている。

「Public型」と「Private型」の2形態、個別要件にも対応

こうした課題に対応するため、「EXPLANNER/Ax SaaS」では2種類の提供形態を用意する。

「Public型」は、マルチテナント方式を採用する。標準機能を低コストで早期に導入したい企業を想定した提供形態で、1ユーザー月額9万8000円から利用を開始できる。

「Private型」はシングルテナント方式を採用。顧客固有の要件に応じたアドオンや周辺システムとの連携を、機能制限なく実装できるとしている。

法改正やバージョンアップをサービス側で対応

運用面では、サーバやデータベースの保守をサービス側で実施する。法改正への対応やバージョンアップ作業についてもサービス側が担う。同社はこれにより、顧客企業の情報システム部門の負荷を削減するとしている。

日本オラクルと協調設計、基盤にOCIを採用

「EXPLANNER/Ax SaaS」の専用基盤には、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用。日本オラクルのカスタマーサクセスサービスがアーキテクチャ設計に参画した。

NECネクサソリューションズによると、SaaSに求められる可用性と多層的なセキュリティを実現するという。日本オラクル副社長執行役員クラウド事業統括の竹爪慎治氏は、OCIのクラウドサービスを通じて「EXPLANNER/Ax SaaS」のさらなる価値向上と顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していくとの考えを示している。