愛知・名古屋アジア大会の陸上男子マラソン競歩で、勝木隼人(自衛隊体育学校)が金メダルを獲得した。35歳の勝木は、ライバルだけでなく審判の動きにも注意を払いながらレースを進めた。
審判の判定を意識したレース運び
勝木は「どこまでペースを上げたら足が浮いていると判断されるか、確認した」と振り返る。最初の1キロを4分25秒で入り、中盤にラップを約10秒上げると、1回目の警告を受けた。そこで5秒ほどペースを落とした時には、すでに独走状態だった。ラスト1周では、沿道のファンに右腕を突き上げる余裕も見せた。
世界選手権銅メダルからの成長
東京で開催された昨年の世界選手権では、35キロ競歩で銅メダルを獲得している。勝木は「年齢で衰えを感じることはない」と力強く語った。
ロス五輪での競歩復活への願い
マラソン競歩は2027年に北京で開かれる世界選手権で実施されるが、翌2028年のロサンゼルス五輪では実施競技から外れている。
「僕は後半にどんどん加速していくタイプなので、長いほど得意です」と勝木。競歩長距離の五輪復活を願うとともに「ハーフ(マラソン競歩)しかないんだったら、ハーフの代表を取ってやるぞという気持ちです」と意欲も語った。