プロ野球・阪神タイガースの佐藤輝明内野手(27)が21日、兵庫県西宮市内で報道陣の取材に応じた。球団が19日に今オフでのポスティングシステムを利用した大リーグ移籍を認めたことを発表して以来、佐藤が報道陣の前で話すのは初めて。
佐藤は「ポスティングを容認してくださった球団関係者の皆さんに、本当に感謝の気持ちを伝えたいと思います。入団した時からずっと大切に育てていただきました」などと語った。
球団本部長「状況、環境が整った」
2024年オフに佐藤はポスティングシステムを利用した将来的な大リーグ移籍の希望を表明。以降も断続的に球団と交渉を続けてきた。嶌村聡・球団本部長は19日、「状況、環境が整った。総合的な決断」と今回容認するに至った経緯を説明した。
佐藤は、阪神甲子園球場がある西宮市出身。仁川学院高から近大を経て20年秋のドラフト会議で1位指名を受けて阪神に入団した。
1年目から126試合に出場して24本塁打をマーク。昨季は40本塁打、102打点で自身初めての打撃タイトルを獲得した。今季は打率3割6厘、39本塁打、106打点の成績を残し、プロ野球史上9人目(1リーグ時代を含む)、球団史上40年ぶりの三冠王に輝き、球団初のリーグ連覇に大きく貢献した。
打線の中心として3度のリーグ優勝
打線の中心として、プロ6年間で23、25、26年と3度のリーグ優勝の原動力となり、23年は日本シリーズ制覇も果たした。
阪神の所属野手がポスティングシステムを利用して大リーグへ移籍するのは、今回が初めて。過去に06年オフの井川慶、22年オフの藤浪晋太郎、24年オフの青柳晃洋が同制度を利用して渡米したが、すべて投手だった。
佐藤と報道陣とのやりとり
――ポスティング移籍が容認された。今の気持ちは。
「まずはポスティングを容認してくださった球団関係者の皆さんに、本当に感謝の気持ちを伝えたいと思います。入団した時からずっと大切に育てていただきました。感謝の気持ちを伝えたいです。あとはどんな時も応援してくださったファンの皆様に心から感謝を伝えたいと思います」
――タイガースで最も印象に残っていることは。
「色々あります。チームメートのみんなと、ほんといい先輩後輩に恵まれました。本当にいい関係を築けたのは一生続いていくと思う。そういう人間関係を築けたのはすごく印象的です。あとは甲子園の大歓声っていうのは、ほんとに世界一だと思うんで、それが印象的です。個人的には23年の優勝の時はすごい歓声で、あれはちょっと忘れられないです。1番すごかったんじゃないかなと思います」
――ファンへ。
「本当にいい時も悪い時も声援を送っていただいて、グラウンドに立つたびにそれが力になりました。この6年間、ファンの方に育てていただいたと言っても過言ではないので。本当に感謝してます」