プロ野球の阪神タイガースが3日、球団史上初めて、セ・リーグ連覇を果たした。優勝マジック1で迎えたデーゲームは広島に4―6で敗れたが、2位の巨人がナイターでDeNAに敗れて決まった。ライバルの巨人との最終盤までもつれた優勝争いを制し、阪神ファンは歓喜に沸いた。
広島戦敗戦も、巨人の敗戦で決定
広島市のマツダスタジアム。阪神の近本光司選手が凡退し、勝利での優勝決定がなくなると、阪神応援席の三塁側スタンドは、ため息に包まれた。
兵庫県姫路市出身の会社員、松本将樹(まさき)さん(31)=東京都北区=は子どものころからの阪神ファン。昨年9月7日の優勝は甲子園球場で見届けた。「去年は独走でしたけど、今年はある意味、最後まで楽しませてくれますね」
兵庫県内のファンも歓喜
本拠の阪神甲子園球場がある兵庫県。2軍施設がある尼崎市は、熱烈な「虎ファン」が多いことで知られる。
阪神電鉄尼崎駅近くのスナック「愛する虎」では阪神ファンが初連覇の瞬間を見届けた。優勝の瞬間、店内は大きな歓声に包まれ、ユニホームや「初連覇」と書かれたスナックオリジナルのトレーナーを着たファンらは、立ち上がってハイタッチを交わした。その後は店の前でビールとシャンパンをかけ合い優勝を祝った。
オーナーでママの岩崎冨久美さん(79)は「半世紀以上の阪神ファン」。店には選手のサインやグッズが並ぶ。史上初のリーグ連覇に「こんなにうれしいことはない。夢がかなった」と話した。
道頓堀では六甲おろしの合唱
大阪・ミナミの道頓堀では、阪神のユニホームを身にまとったファンたちが戎橋の近くに集まり、昼から試合を見守っていた。広島に敗れるとその場を離れる人もいたが、巨人戦が始まると、また人が集まり始めた。優勝の瞬間、大歓声があがり、六甲おろしを合唱した。
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは4日から阪神百貨店本支店と神戸阪急、傘下のスーパー(阪急オアシス、イズミヤ、関西スーパー、カナート)全店で、セールを開催する。阪神百貨店各店は7日間、神戸阪急と各スーパーは3日間実施する。