阪神は30日、甲子園でヤクルトに5―0で快勝し、優勝へのマジックナンバーを3に減らした。先発の高橋が8回を無失点に抑えて両リーグトップの16勝目を挙げ、最多勝のタイトルを確実にした。
高橋、8回無失点で16勝目
高橋は一回に一死二塁のピンチを背負ったが、田中を変化球で内野ゴロ、松下を直球で空振り三振に仕留めて波に乗った。約2か月半ぶりに8回を投げて無失点。今季でも屈指の内容だったそうだが、「こういう投球が終盤にできたなら、最初からできたんじゃないかな」という余裕すらあった。
度重なる左腕の手術とリハビリを乗り越えて臨んだ9年目の今季。両リーグトップの16勝を挙げ、最多勝のタイトルを手中に収めた。「(16勝は)想像できなかった。頑張ってきてよかった」。阪神で16勝以上を挙げた投手は同じ29番を背負い、20勝を挙げた2003年の井川慶以来だ。
打線も援護、投打がかみ合う
打線は二回、大山のソロで先制し、三回に森下が適時二塁打。八回は佐藤がだめ押しの2ランを放った。森下、佐藤、大山の中軸がいずれも打点を挙げ、投打がかみ合った。ヤクルトは前半の好機を生かせなかった。
阪神・藤川監督は「(八回の佐藤の)2ランで高橋が休養することができた。非常に大きな4番の一発だった」とたたえた。
10月1日の巨人戦へ
左のエースが抑えれば、中軸が打点を挙げる。投打がかみ合い、10月1日の巨人との最終決戦へ向けて、ムードは最高潮だ。「優勝するぞ、タイガース!」。勝利を信じるファンの声が右翼席にこだました。