「いくら系列店と言っても、メーカーの言いなりなわけではありません。もちろん、メーカーのアドバイスやプッシュはありますが、店に置く商品は自分たちで考えなければなりません」
「ははあ。なるほど。それで、どういう見直しをなさろうと?」
「あそこをご覧ください」
昇は店の一角を指さした。ああ、これは揉めるはずだ。日村はそう思った。
無線機コーナーの陳列スペース
阿岐本が言った。「無線機が陳列してあるコーナーですね?」
「そうです。小さな店なので、陳列できる品数は限られています。なのに、無線機にかなりのスペースを割いている。これはどう考えても見直すべきでしょう」
店主の言葉に、日村は無線機コーナーを見直すことで生じる摩擦を予感していた。
小さな店の限られた品数
店の規模が小さいため、陳列できる商品の数には限りがある。その中で無線機が占めるスペースは大きく、店主はこれを改善すべきだと考えている。
日村は、その提案が店内外に波紋を広げる可能性を感じ取っていた。