大リーグのポストシーズン、ワイルドカード(WC)シリーズが1日(日本時間2日)に終わり、3日(同4日)から始まるナ・リーグの地区シリーズでドジャース(西地区1位)と対戦するチームはブレーブス(東地区1位)に決まった。アメリカ南部のアトランタに本拠を置くブレーブスとはどんなチームか。
最古の球団のひとつ、歴史と黄金時代
ブレーブスは1871年に創設された、大リーグでも最古の球団のひとつだ。1966年に本拠地をミルウォーキーからアトランタに移した。今季はレギュラーシーズン94勝68敗で地区優勝し、2年ぶりのポストシーズン進出。フィリーズ(東地区2位=WC)とのWCシリーズを2勝1敗で制して勝ち上がった。
球団OBでは大リーグのレジェンド、ハンク・アーロンが有名だ。1974年までの21年間在籍して本塁打王4回、首位打者2回、大リーグ歴代2位の通算755本塁打の記録を持ち、82年には米野球殿堂入りした。
90年代から2000年代初頭にかけて14年連続地区優勝(ストライキでシーズン途中で打ち切りの94年を除く)を続け、その間にリーグ優勝5度、95年にワールドシリーズ優勝。4年連続サイヤング賞のグレッグ・マダックスや、走攻守三拍子そろった三塁手、チッパー・ジョーンズらを擁して黄金時代を築いた。
近年の強さと今季の戦力
近年も18~23年まで6年連続地区優勝を飾り、21年には4度目のワールドシリーズ制覇。当時のメンバーのロナルド・アクーニャ、オースティン・ライリー、オジー・アルビーズらが健在だ。現在のドジャースの中心打者フレディ・フリーマンもこの時の優勝メンバーだった。
23年には重量打線がシーズン最多タイのチーム307本塁打をマークした。今季もその23年に54本塁打、今季41本を放った内野手のマット・オルソン、2日のフィリーズとの第3戦で先制3ランを放った強肩強打の外野手マイケル・ハリス、そして23年にメジャー史上初となる40本塁打、70盗塁の大台を達成した外野手のアクーニャらが座る。昨年の新人王でメジャー2年目の今季に25本塁打を記録した「1番・捕手」のドレーク・ボールドウィンは8月のドジャース戦で山本由伸から初回先頭打者本塁打を放っている。
投手陣はサイ・ヤング賞左腕で、今季14勝の37歳クリス・セールが中心。ブルペン陣は阪神時代に2年連続セーブ王のロベルト・スアレス、メジャー2年目で台頭した剛球右腕ディディア・フエンテスらがおり、クローザーにはメジャー通算287セーブのライセル・イグレシアスが控える。
ドジャースにとっては難敵、今季の対戦成績
1勝1敗で迎えた1日のWCシリーズ第3戦は、3本の本塁打攻勢で主導権を握ると、8回途中からは、第1戦で先発したセールをリリーフ登板させる総力戦でフィリーズを破った。
このブレーブス、ドジャースにとっては難敵となりそうだ。今季レギュラーシーズンの対戦はドジャースの1勝5敗で、5月8日の初対戦で勝利した後は5連敗を喫している。8月27日にはセールが山本との投げ合いを制してドジャース打線を5安打完封し、1-0で勝利した。大谷翔平は打者として今季6試合で26打数5安打、打点1で8三振の内容だ。
地区シリーズ第1戦は3日午後1時(日本時間4日午前5時)から、ドジャースの本拠地ロサンゼルスで行われる。