熊本地震、死者28人に 避難所415か所・1万467人避難・断水7万4800戸
熊本地震、死者28人 避難所415か所、1万467人避難

28日に熊本県で最大震度7を観測した「令和8年熊本地震」で、県災害対策本部は30日、新たに5人の死亡が確認され、死者は17人になったと発表した。心肺停止は6人で、連絡が取れていない人もいる。木原官房長官は30日午前の記者会見で、警察からの報告を集計した結果、死者は28人確認されていることを明らかにした。災害との関連を調査中の事案も含まれるという。

イオンモール熊本と日本製紙八代工場で死者増

爆発が起きた嘉島町の商業施設「イオンモール熊本」では新たに2人の死亡が確認され、死者は計5人となった。煙突が折れた八代市の日本製紙八代工場では新たに3人の死亡が確認され、死者は計8人となった。このほか、建物の下敷きになるなどして死亡した人が4人いる。

木村敬知事は30日午前の災害対策本部会議後、記者団に「死者が増えており残念な状況ではあるが、行方不明の相談件数などの状況は確認できており、引き続き人命救助に全力であたる」と述べた。イオンモール熊本では、消防や警察が夜を徹して連絡が取れていない1人の救助活動を続けた。日本製紙八代工場でも余震が相次ぐ中、消防車両が出入りするなどして捜索活動を行っている。

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避難所とライフライン被害

県のまとめ(30日午前7時半時点)では、415か所に避難所が開設され、計1万467人が避難しているほか、駐車場などで車中泊をする人も多数いる。ライフラインへの影響も続いており、県内約2万2950戸で停電が発生。計約7万4800戸が断水しているほか、断水の影響は医療機関88施設、高齢者施設522施設、児童福祉施設207施設などにも及んでいる。

西日本高速道路九州支社は30日午前、九州道の益城熊本空港インターチェンジ(IC)―松橋ICの上下線の通行止めを解除した。松橋IC―えびのICの上下線では通行止めが続いている。

地震活動と高温

気象庁によると、28日夕の地震発生後、30日午前9時までに震度1以上の地震が計255回発生。このうち震度5弱が4回、震度4が14回だった。地震活動が活発な状態は続いている。県内は30日も朝から気温が上がり、午前9時現在、熊本市で31.4度を観測。午後にはさらに上昇する見込みで、日中の最高気温は熊本市と人吉市で35度と予想されている。

木原官房長官は「救命・救助は時間との勝負だ。引き続き人命第一の方針で、救命・救助活動に全力を尽くす」と強調した。

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