東京五輪で正式種目となったスケートボードは、19日に開幕し、愛知県内を中心に行われるアジア競技大会でも日本人選手のメダル獲得が期待されている。岐阜県内でも楽しむ人が増え、各地で練習施設が整備される一方、ゴミの放置などの問題が起きており、自治体関係者らは対策に頭を悩ませている。
岐阜市内に専用エリアが続々とオープン
岐阜市香蘭の公園「香蘭グリーンパーク」のスケートボード専用エリア(約280平方メートル)では、多くの若者らが斜面をスケートボードで滑り、段差でボードと一緒にジャンプをするなどして楽しんでいる。同市の小学4年生女子児童(9)も、これまで練習をするために関市のスケートボードパークまで通っていたといい「基礎練習をするために利用している」と笑顔を見せた。
岐阜市は、愛好家らの「スケートボードで遊べる場所がない」という声を受け、2022年、長良川河川敷の公園にスケートボード専用エリアを設置。騒音の影響が比較的少ない同パークを改装し、今年3月に市内2か所目となる同エリアをオープンした。
県内の施設は5年で倍以上に
NPO法人「日本スケートパーク協会」によると、岐阜県内のスケートパーク施設は、21年6月に5か所だったが、26年5月には12か所まで増加した。スケートボードを楽しむ人が増えており、今後も施設が整備されていくことが予想されている。
マナー違反や騒音トラブルが発生
各地でスケートパーク施設が増加する一方、地域住民らとのトラブルも起きている。
岐阜市の香蘭グリーンパークでは、上半身裸になって遊んでいる姿がみられ、近隣の住民たちから「近寄りがたい」や「子どもの教育に良くない」との声が寄せられた。
同県池田町では、神社や役場の駐車場、地下道などでスケートボードをする人が増加。住民から着地時やスピーカーの音、ゴミ捨てなどに対する苦情が相次いだ。このため町は管理する南部公園の一部(約2690平方メートル)をスケートボードで遊べるようにし、大きなトラブルに発展する前に対策を講じた。
町は今後、スケートボード専用エリアの新設を検討するとともに、同公園でのスケートボード利用時のルール作りを進めるといい、「(専用エリアの)整備には町民の理解が必要。マナーを守ってほしい」と呼びかけている。



