五輪延期、選手守る決意 山下泰裕氏が語る
五輪延期、選手守る決意 山下泰裕氏が語る

2020年3月、安倍晋三首相とトーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長(当時)との電話会談で、五輪史上初の延期が決定した。山下泰裕氏は、JOC会長としてこの決断を受け止めつつ、まず選手のことを考えたという。

「これで一生に一度の五輪出場のチャンスをなくす人が出る」。山下氏は自身の1980年モスクワ五輪ボイコット経験と重ね合わせた。コロナ禍の閉塞感や先の見えない不安を背景に、マスコミを含めた世論の批判が大会開催に向けられた。

選手への誹謗中傷に心痛

誹謗中傷や出場辞退の要求を突きつけられた選手たちは、「スポーツをしていいのか」と戸惑っていた。山下氏はJOCアスリート委員会が行った代表選手らとのオンライン会議で、「必ず開催されると確信している、信じて最大限の努力をしてほしい」と伝えた。

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体操の内村航平選手も「どうやったらできるかを考えてほしい」と発言して批判された。「すごく傷ついたのではと思います」と山下氏は振り返る。「何としても選手たちを守らなきゃいけない。叩くなら俺を叩けと言いたかった」と語った。

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