【大相撲】新たな力士育成システム導入へ、国際化に対応
大相撲、新たな力士育成システム導入へ

日本相撲協会は、外国人力士の増加や伝統継承の課題に対応するため、新たな力士育成システムを導入する方針を固めた。2025年春の導入を目指す。関係者によると、従来の部屋単位の育成に加え、協会直属の教育機関を設立し、基礎技術や日本語教育、相撲の歴史・文化を体系的に学べる環境を整える。これにより、国際化が進む角界で、日本の伝統を理解した力士を育成する狙いがある。

背景と課題

近年、モンゴルや東欧出身の力士が増加し、2023年11月場所では幕内力士の約3割が外国人となった。これに伴い、日本語や相撲の礼儀作法を十分に理解しないまま土俵に上がるケースが指摘されていた。また、部屋ごとの育成方針のばらつきや、伝統的なしきたりの継承が困難になる懸念もあった。協会の担当者は「国際化は歓迎すべき流れだが、相撲の本質を守るためには新しい育成の仕組みが必要」と説明する。

新システムの概要

新システムでは、協会が運営する「相撲アカデミー」を東京・両国に設置。入門から1年間、基礎技術や日本語、相撲史、礼儀作法を集中して学ぶカリキュラムを組む。修了後は各相撲部屋に所属し、実戦経験を積む。アカデミーでは、元幕内力士や大学の日本語教師が指導にあたる。また、外国人力士向けの日本語教育プログラムも強化し、最低限のコミュニケーション能力を身につけることを義務付ける。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

反応と今後の展望

一部の親方からは「伝統的な部屋制度が軽視される」との懸念の声が上がる一方、「基礎教育の充実は必要」と理解を示す声も多い。協会は2025年春の開校を目指し、来年度予算案に運営費を計上する方針だ。初年度は約20人の入所を見込む。また、将来的にはアカデミー出身者から横綱や大関が誕生することを期待している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ