信頼される話し方の本質:年齢が現れる部位とプロの活用法
信頼される話し方:年齢が現れる部位とプロ活用法

長崎大学准教授でスピーチコンサルタントの矢野香氏は、「男女とも驚くほど年齢が現れる部位がある」と指摘する。いつまでも若々しく見せたいなら、プロの力を借りて整えるのがおすすめだという。矢野氏の著書『いい人で終わらないリーダーは「決めてから話す」 信頼される話し方の本質』(大和書房)から一部を再編集して紹介する。

理想の自分を作るために「頼りたい人」

理想の自分を引き寄せるには、スーツやメイク、髪型などを適切に選ぶことが重要だ。しかし、「難しそう」「面倒くさい」「自分のセンスでは無理」と感じる人も多い。矢野氏は「装いは、才能ではなく技術です。ひとりで悩み続けるより、その道のプロフェッショナルに任せたほうが時間もお金も節約できます」と述べる。

例えば、スーツを買うなら百貨店が良い。コンシェルジュサービスやパーソナル・スタイリングサービスを提供する百貨店が増えており、プロに「なりたい自分像」(セルフ・パペット)を伝えれば、適切なブランドやコーディネートを提案してくれる。ブランド専門店や路面店は入りにくいが、百貨店は気軽に各階を回り、さまざまなブランドや価格帯、デザインを比較できる。

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また、フリーランスのスタイリスト、ヘアメイク、イメージコンサルタントなど、パーソナルに伴走してくれる専門家もいる。自分の与えたいイメージを伝えて相談すれば、商品を購入しなくても大きな学びが得られるという。

プロに丸投げすると失敗する理由

俳優の中には、地方公演や海外出張にいつも同じメイク担当者を同行させる人がいる。専属のメイクさんは、俳優の顔立ちだけでなく、演じてきた役柄や見せたいイメージ、ファンからの期待までをトータルで理解しているからだ。

一般の人が専門家の力を借りる際も同様で、毎回違う人にその場しのぎで相談するより、同じ専門家に依頼し、信頼関係を築くことが重要だと矢野氏は強調する。ただし、「専門家だからと丸投げしないこと」が肝心だ。最初に「今の自分に似合うかどうかではなく、10年後の自分になるためのアイテムを探している」と伝えよう。イメージしたロールモデルや憧れの先輩の写真、ドラマのワンシーン、AIで作った理想のビジュアルなどを見せるのも効果的だ。

「自分をどう見せたいのか」「どんな役割を担うのか」を明確にし、専門家と一緒にセルフ・パペットを作る。装いはひとりで完成させるものではなく、信頼できる専門家と共に設計するものだという。

年齢が驚くほど現れる身体の部位

矢野氏は、男女とも年齢が現れやすい部位として、特に「首」と「手」を挙げる。高価な服やメイクで隠そうとしても、これらの部位は年齢を如実に表してしまう。プロの力を借りて、スキンケアや適切なアクセサリー、ファッションでカバーすることを勧めている。

また、声や話し方も年齢を感じさせる要素だ。矢野氏はスピーチのプロとして、話し方のトレーニングで若々しい印象を与える方法も指導している。

なりたい自分を具現化するコツ

矢野氏は、理想の自分を具現化するには「具体的なイメージを持つこと」が重要だと説く。例えば、「10年後の自分」を明確にイメージし、それに合ったアイテムを選ぶ。流行っているからという理由だけで選ぶのはNGで、自分の役割や目指す未来に合った装いを選ぶべきだ。

「信頼される話し方の本質」では、リーダーとしての話し方や振る舞いも解説。装いだけでなく、話し方や態度も含めたトータルな自己表現が信頼につながるとしている。

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