第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が17日、東京都立川市などで行われ、山梨学院大学陸上競技部は6位で通過し、7年連続40度目の本大会出場を決めた。大崎悟史駅伝監督は「(事前に考えていた戦略が)ほぼうまくいった」と振り返った。
予選会の概要
予選会には45校が参加し、各校12人以内が一斉スタート。ハーフマラソン(21・0975キロ)で上位10人の合計タイムで競い、上位10校が来年1月2、3日の本大会出場権を得る。
スタート地点の陸上自衛隊立川駐屯地では、出発直前、田原匠真主将(4年)がケニア人留学生のブライアン・キピエゴ選手(同)に「全体トップで!」と声をかけ、気合を入れた。午前8時30分、快晴の空のもと、ピストルの音とともに選手たちは走り出した。
夏の強化合宿と戦略
予選会突破に向け、この夏、長野県や山梨県富士河口湖町で強化合宿を行った。1キロ10本のインターバル走や、ハーフマラソンの終盤を想定した残り5キロを15分のペースで走る25キロ走に汗を流した。
戦略では、昨年の予選会で全体トップに輝いたキピエゴ選手にトップ争いを任せ、占部大和選手(同)や和田瑛登選手(同)、松岡一星選手(3年)が個人でタイムを縮め、集団走は平井翼選手(4年)を中心に走る作戦を立てた。
レース結果と監督のコメント
迎えた予選会で、キピエゴ選手はトップ集団を先導し、1時間0分48秒と快走。2年連続の全体トップでゴールした。和田選手も粘り強い走りで個人26位に食い込み、集団走でもタイムを稼いだ。予選会初出場の森田清選手(2年)も力走した。
チームの最終総合タイムは10時間35分18秒で、通過順位は昨年の3位から後退した。それでも、ゴール地点の国営昭和記念公園での結果発表で「第6位 山梨学院大学」とアナウンスされると、選手たちは抱き合ったり、拍手をしたりして喜びを分かち合った。
田原主将は「粘って粘って獲得した6位。(本大会では)シード権を取りに行きたい」と意気込みを語った。大崎監督は「経験者だけでなく、新しいメンバーも加わり、しっかり結果を出してくれた。今後につながる予選会になった」と話した。