サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝戦(現地時間19日)を前に、スペインのデラフエンテ監督とアルゼンチンのスカロニ監督が17日、アメリカ・ニューヨークで共同会見に臨んだ。両監督はともにプロ1部リーグで指揮を執った経験がない特異な経歴を持ち、かつては「先生と生徒」の関係だったことが明らかになった。
両監督のユニークな経歴
スペインのデラフエンテ監督は、主に育成年代の指導者としてキャリアを積み、2013年からスペインサッカー連盟で世代別代表の監督を歴任してきた。一方、アルゼンチンのスカロニ監督は現役時代に長くスペインのクラブでプレーし、2018年にアシスタントコーチから昇格して代表監督に就任した。
デラフエンテ監督は、2017年に連盟の指導者講習で講師を務めた際、受講者の一人がスカロニ監督だったと明かした。両監督はこの経緯から「先生と生徒」と呼ばれている。
会見での発言
デラフエンテ監督は敵将について「私たちには多くの考え方や価値観に共通点がある」と述べた。報道陣から、アルゼンチンが「汚いプレーをしてきたのではないか」と問われると、明確に否定した。「私の友人が監督をしているし、そのようなことはない。互いに自分たちの武器を使いながらも、相手の長所を小さくできたチームが勝利に近づく」と語った。
スカロニ監督は、自身が縁のあるスペインとの決勝について「ボールを持つことで自分たちの強みを発揮する。その点で私たちは似たスタイルを持つ」と説明。「人々が楽しめる、いい試合になることを願う」と相手への敬意を表した。
決勝戦の見どころ
W杯決勝は、両チームの攻撃陣が注目される。アルゼンチンにはリオネル・メッシ、スペインにはラミン・ヤマルがおり、両選手の対決が鍵を握ると見られる。また、中盤の攻防も勝敗を分ける重要ポイントとなる。
両監督のユニークな経歴と、過去の師弟関係がどのように試合に影響するか、注目が集まっている。



