佐藤友祈、車いす100m大会新で金 アジアパラ、日本勢表彰台独占
佐藤友祈、車いす100m大会新で金 アジアパラ、日本勢表彰台独占

愛知名古屋アジアパラ大会(読売新聞社協賛)は21日、陸上男子100メートル(車いすT51・52)で佐藤友祈(モリサワ)が大会新記録の17秒25で金メダルに輝いた。大矢勇気(D2C)が銀、伊藤智也(バイエル薬品)が銅で続き、日本勢が表彰台を独占した。

レース展開と佐藤のコメント

レースは前半、大矢と伊藤が先行。佐藤はスタートで出遅れたが、中盤からぐんぐんスピードに乗って逆転し、「後半の伸びで、しっかりリカバリーすることができた」と振り返った。

盟友の死と決意

今大会の約1か月前、車いす日本代表として長年苦楽をともにしてきた上与那原寛和さんが練習中に交通事故に遭い、亡くなった。「感情の整理が追いつかなかった。もう僕にできることと言ったら、上与那原さんの分も自分の競技生活を懸けてしっかり走り抜くことだと思った」と、悲痛な胸中を明かした。

パラリンピックでは2021年東京大会で400メートル、1500メートルの2冠に輝いたが、24年パリ大会は頂点を逃した37歳は「上与那原選手が『返り咲けよ』と言ってくださったので、しっかり必達できるようにしたい」と、2年後のロサンゼルスパラでの「金」奪還へ気持ちを新たにしていた。