全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)が22日から8月21日にかけて、近畿を中心に8道府県で開催される。大阪府内ではバスケットボールや卓球などが行われ、大会を盛り上げるために企業や教育機関が協賛し、それぞれの特色を生かしたPRや運営サポートを展開している。
大阪企業による多彩な支援
府内では大阪市や羽曳野市などで、バスケットボール、卓球、ソフトボール、アーチェリー、自転車競技(トラック)が実施される。大会全体を応援するナショナルスポンサーに加え、府県ごとの協賛企業があり、府内では30以上の企業・団体が協力している。
道頓堀川の観光船を運航する「一本松海運」(大阪市北区)は5月から、船体の横に府のキャラクター「もずやん」がアーチェリーなどに挑む図が描かれた横断幕を設置。とんぼりリバークルーズなど3種類の船が対象で、開幕前からPRすることで総体の認知度向上を図っている。また、「落語家と行く なにわ探検クルーズ」では船内で行われるクイズの景品として、もずやんをあしらったバッジなどを乗客にプレゼントし、チラシを配って機運を高めている。同社は「総体での時間が、かけがえのない経験と思い出になるよう応援している」とコメントしている。
熱中症対策や観客席支援
羽曳野市で1954年に設立された「タケダハム」は、同市内の工場で使用するクラッシュアイスを競技会場に無料で連日提供。救護所に備え、熱中症になったりけがをしたりした選手の治療に活用される。
大阪市を拠点とするプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」は、同競技が行われる「Asueアリーナ大阪」(大阪市港区)に観客席を設置するために架設スタンドを提供。スタンドの運搬は「引越革命」(東大阪市)が担う。
補助員支援と学生派遣
化粧品メーカー「マンダム」(大阪市中央区)は、会場で案内や運営などを担当する高校生ら補助員に汗拭きシートを支給する。専門学校を展開する「滋慶学園グループ」(同)は学生を会場に派遣し、出場選手のサポートを行う。
府保健体育課の担当者は「多くの企業から協力を得られ、ありがたい。企業の支援は機運向上に役立っており、関係者にとって励みになる」と述べている。



