「日本一速い主務」中大・山崎草太、日本インカレ3000M障害で2位快走
中大・山崎草太、日本インカレ3000M障害で2位 主務と両立

7日に神奈川・日産スタジアムで行われた陸上の日本学生対校選手権(日本インカレ)男子3000メートル障害決勝で、中大の主務を務める山崎草太(4年)が8分44秒93で2位に入る快走を見せた。

マネジャー転向から復活

山口県出身の山崎は、1年時に箱根駅伝で山上りの5区を走った実力者。しかし2年目は相次ぐ故障に悩まされ、3年目を迎えるタイミングでマネジャーに転向した。昨年末に箱根5区を走ることが決まった同期の練習パートナーを務めたことを契機に、裏方業務と並行して再び走り始めると、今季初挑戦した3000メートル障害で好走を連発。5月の関東学生対校選手権で1部3位に入る快挙を達成した。

棄権勧められながらも出走

今大会に向けては、チームの夏合宿で主務の仕事に注力する合間を縫って練習したが、なかなか調子が上がらず、藤原正和監督からは棄権も勧められたという。それでも、ランナーとして最後の大舞台に両親が駆けつけることが決まっており、「最低限の走りができたらいい」と出走を決めた。

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2日前に北海道・紋別での合宿から帰京し、そのまま大学のグラウンドで障害(ハードル)や水濠(すいごう)を跳ぶ練習をするという強行日程の中、藤原監督の「1000メートルまで障害の練習をして、2000メートルからうまく位置取ろう」という指示を冷静に遂行。先頭から約3秒遅れの3位でラスト1周に突入すると、懸命の追い上げで先頭争いに加わり、最後の直線ではスパート勝負で2位に浮上。優勝した早大・佐々木哲(2年)に0秒47差と肉薄した。

駅伝シーズンへ期待

「こんなにいい結果で走ることができて、自分自身驚いています」と喜んだ。まもなく始まる駅伝シーズンでの出走へ期待も高まるが、山崎自身は「さすがに中大のメンバー争いをするのは、なかなか厳しい話。メンバー外の選手が自己ベストを出せばチームが盛り上がると思うので、5000メートルなどでタイムを出して、チームにいい流れを作れたら」と、主務の責務を全うすることを宣言。「日本一速い主務」の集大成となる激走は、今季の大学駅伝3冠を狙うチームを大いに勢いづけたはずだ。

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