松本剛、巨人ファンクラブ会員から選手へ「夢を与える立場に」
松本剛、巨人ファンクラブ会員から選手へ

巨人の松本剛選手(32)は8日の阪神戦前、少年時代の自分を重ねる瞬間を迎えた。ファンクラブ会員の投票で選ばれる「月間ベストヒーロー賞」の贈呈式で、ユニホーム姿の子供から記念パネルを受け取ったのだ。「自分も小学校低学年からファンクラブに入っていたので」と、原点を思い起こした。

生粋の巨人ファンとしての少年時代

松本選手は松井秀喜さんの大ファンで、埼玉県川口市の自宅から年間20試合近く東京ドームに通った。平日のナイター観戦日は巨人の帽子とTシャツで登校し、そのまま球場へ直行。勝った試合はヒーローインタビューが終わるまで席を立たなかったという。「家族に『帰ろう』と言われても『嫌だ』と断った。勝った試合は最後まで見ていたかった。負けた時はすごく悔しくて、翌日まで引きずっていた」と振り返る。

FA移籍で立場が一変

今季、日本ハムからフリーエージェント(FA)移籍で巨人に加入。応援する立場から、自らのプレーでチームを勝利に導く立場へと変わった。打撃不振に苦しんだ時期もあったが、20日現在、打率2割7分、12盗塁をマーク。外野守備でも堅実さを見せている。

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6月2日には適時二塁打で勝利に貢献し、かつて声援を送ったお立ち台に立った。グラウンド内から見渡す360度の景色に特別な感慨を覚え、初心を思い返したという。「僕は東京ドームに夢を与えてもらった。そういうふうに僕も(夢を)与えられる立場になれたらうれしい」と語る。

ファンの気持ちを胸に全力プレー

勝てば大喜び、負ければ悶々とする巨人ファンの気持ちを痛いほど理解する松本選手は、走攻守での全力プレーを誓う。「試合をするだけでテンションが上がる」という特別な本拠地で、大きなやりがいを胸に戦い続けている。

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