熊本地震後のインターハイ、被災地の高校生が思い胸にサッカー大津は準々決勝を制し4強、相撲文徳は会場へ
熊本地震後のインターハイ、被災地の高校生が思い胸にサッカー大津は準々決勝を制し4強、相撲文徳は会場へ

近畿を主会場に開催中の全国高校総体(インターハイ)では、熊本の高校生たちが被災地を思い、大会に臨んでいる。福島県のJヴィレッジでは29日、サッカー男子準々決勝が行われ、熊本の大津高校が神奈川の桐蔭学園と対戦した。

震度6弱の揺れに襲われた合志市に自宅がある大津のDF木下斗稀選手(3年)は試合前、母親から「熊本のために頑張って」とLINEのメッセージを受け取った。大津は1-0で勝利し、準優勝した昨年に続き4強入りを果たした。試合後、木下選手は「一つでも多く勝って熊本にいい報告をしたい」と誓った。

福島県のファンも大津を後押しした。郡山市の女性(34)は「がんばれ!熊本」「ともに前へ!大津高校」と書かれた手作りのボードを持って応援した。2011年の東日本大震災では、避難した東京で熊本出身の友人に支えてもらったという。「必死にボールを追いかける姿がかっこよかった」と話した。

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相撲部も被災乗り越え出発

31日に競技が始まる相撲。文徳高校(熊本市西区)の相撲部員12人は28日、学校の道場で稽古中、大きな揺れに見舞われた。すぐに屋外へ避難。大手星来選手(1年)は家族と連絡を取り、宇土市の自宅は家具や物が倒れていると聞いた。いったん帰宅したかったが、家族から「今は試合のことだけに集中して」と応援された。

相次ぐ余震や道路状況の悪さから、相撲部は当初予定を早め、28日夜、学校から車で、和歌山の競技会場に向けて出発した。部員らは車内で、家族らと連絡を取ったり、SNSで被災状況を確認したりした。29日午後、和歌山に到着。吉本陽平主将(3年)は「練習の計画は狂ってしまったが、これまで懸命に練習してきたから絶対に大丈夫。必ず良い結果を熊本に届けたい」と語った。

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