ラグビー日本代表、フランスに15-42で完敗 ラインアウトとモールで圧倒される
ラグビー日本代表、フランスに完敗 ラインアウトとモールで圧倒

ラグビーのネーションズ・チャンピオンシップ第3戦が18日、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で行われ、世界ランキング11位の日本代表は同4位のフランス代表と対戦し、15-42で敗れた。日本の今大会通算成績は1勝2敗となり、フランスとの対戦成績は1分け14敗と苦手意識を覆せなかった。

前半に4トライを奪われる

日本は前半、WTB石田らがトライを決めたが、フランスに4トライを許した。後半は無得点に終わり、終始フランスのペースで試合が進んだ。第4戦以降は11月に予定され、日本はウェールズ、イングランド、スコットランドと対戦する。

ラインアウトとモールの攻防で完敗

試合の鍵を握ったのはラインアウトからのモール攻防だった。ラインアウトの守備には、投げ入れられたボールを空中で競って奪う方法と、跳ばずに地上で待ち構えて相手のモールを止める方法の2通りがある。日本は両方を試みたが、いずれもうまくいかなかった。

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前半2分、最初のラインアウトでは跳ばずに備え、フランスFW陣の塊を減速させ、ラインの外に押し出せる期待もあった。しかし、完全には止めきれず、ギアを上げたフランスのモールになすすべがなかった。防御の手薄なサイドを突かれ、トライを奪われた。その後、競ってもボールが奪えず、前半に奪われた4トライはすべてラインアウトからのモールが起点となった。

FWガンターは「セットプレーは勝敗を分ける。成長しないと」と悔やんだ。身長の低い日本にとってラインアウトは長年の課題だが、208センチのFWホッキングスら上背のある選手が台頭し、苦手意識は薄れつつあった。相手の強力なモールを食い止めるための策を細部まで詰めたが、この日は通用しなかった。

パス回しの守備には手応えも

一方で、パス回しに対する守備にはある程度の手応えを得られた。相手のロングキックに対し、逆襲を仕掛けてのトライも決めた。それだけに、ラインアウトでの苦戦が際立った。エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチは「モールと空中戦で完敗だった」と認めた。

来年のW杯に向けた課題

日本は来年のワールドカップ1次リーグでフランスと対戦する。世界ランキングで近い位置に付けるイタリアとの初戦では耐えて勝利をつかんだが、フランスには通用しなかった。本番まで約1年。世界の頂点を狙う強豪との実力差を突きつけられた形だ。

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