広島工業大(広島市佐伯区)の人力飛行機部「HIT Sky Project」が、25、26両日に滋賀県彦根市の琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト」(読売テレビ放送主催)の滑空機部門に出場する。2年連続4度目の挑戦で、昨年記録した41.94メートルの更新が目標だ。
昨年のチーム代表で、今年もメンバーとして下級生を支える広工大大学院工学系研究科2年の戸花裕貴さん(23)は「結果を残したい」と意気込む。
「鳥人間に出会って人生が変わった」
戸花さんは「鳥人間に出会って人生が変わった」と話す。2021年4月、入学直後の履修説明会で、人力飛行機部の顧問だった宇都宮浩司准教授(62)に声をかけられ、「一から大きな機体を作り上げるのが楽しそう」と入部を決めた。
担当は機体の製作や設計。学部3年だった23年に自身初のコンテスト出場で記録は5.75メートル。17年に先輩がマークしたチーム記録(22.08メートル)に届かず、「すごく悔しかった」という。
「努力が報われるまで、部活を続けたい」と学部4年で大学院進学を決意。翼の治具を厚紙からアクリル板に変更し、効率化を進めた。昨年のコンテストでチーム記録を更新し、「プラットホームの後ろから機体が飛ぶ構図がすごくきれいで、風に乗って離陸する様子に感動した」と振り返る。
後輩を支える役割に
昨年のコンテスト後、チーム代表を後輩に譲り、今年は他の部員を支える役割を担う。メリハリのある部活にするため、間違いは厳しく指摘し、空気を引き締めることを意識している。「自分が代表をしていたときの反省を伝えたり、大変そうなことは手伝ったりして、後輩にこの部に入って良かったと思ってもらいたい」と話す。
今年の大会出場を知った時は「今までできなかった連続出場が達成でき、うれしかった」という。「6年間の集大成。パイロットが安全に帰ってきてくれることが一番で、その上で100メートルを超えられれば言うことはない」と意気込む。
鳥人間コンテストとは
鳥人間コンテストは1977年に始まり、今年で48回目。手作りの人力飛行機で飛距離や飛行時間を競う。人力プロペラ機部門と滑空機部門があり、滑空機部門は26日に行われる。コンテストの公式ユーチューブチャンネルでライブ配信される。



