アジア・アジアパラ大会2026(読売新聞社協賛)は28日、名古屋市東区の東スポーツセンターでパデル競技が始まり、会場の関係者席に「キャプテン翼」作者で日本パデル協会名誉会長の高橋陽一さん(66)の姿があった。高橋さんは「初めてアジア大会に選ばれた、歴史的な1ページ目を見たかった」と来場の理由を語った。
「最近一番やっているのがパデル」
高橋さんは世界的に人気のサッカー漫画「キャプテン翼」の作者として知られるが、サッカー以外にも様々なスポーツを愛好。その一つがパデルで、10年以上前にスペインを取材した際、サッカー選手と一緒にプレーしたのがきっかけだった。帰国後もプレーを続け、「色々スポーツは好きですが、最近一番やっているのがパデル」と話す。66歳の現在も月3回はプレーしているという。
パデルはテニスとスカッシュの要素を持つラケットスポーツで、板状のラケットを使い2対2でボールを打ち合う。コートはテニスより狭く、周囲を金網と強化ガラスの壁で囲まれ、壁に当たったボールも打ち返せるのが特徴。日本パデル協会によると、競技人口は150カ国以上で3500万人に上る。
高橋さんは「壁を使うから、テニスより立体的。角度の計算とか、かなり頭を使うから奥が深いスポーツ」と魅力を語った。
普及活動と今後の予定
高橋さんは日本パデル協会の名誉会長を務め、自身の名を冠した「高橋陽一カップ」も開催。東京都調布市には「キャプテン翼パデル」というパデルコートもあり、今夏からは「キャプテン翼」とコラボしたパデル応援Tシャツの販売も始まった。売り上げの一部は選手の海外渡航費に活用される予定だ。
この日、日本の安藤輝明(Nexus)・中村進之介(CHIGASAKI PADEL CLUB)組がレバノンのペアを破って勝利。高橋さんは「接戦のすばらしいゲームだった」と観戦を楽しんだ。ほぼ満員の観客席を見て「自分が思っていた以上にお客さんが入っていて良かった」と笑顔を見せ、「テニスやっている人はもちろんですが、初心者の人でもやりやすいスポーツ。1回やってみると、のめり込むと思う」とPRした。
なお、パデルを題材とした漫画の執筆予定は、今のところないという。