アルゼンチン連覇ならず、メッシ涙…スペインがW杯優勝
アルゼンチン連覇ならず、メッシ涙…スペイン優勝

7月19日(日本時間20日)に開催されたサッカーワールドカップ(W杯)北中米3か国大会の決勝戦で、スペイン代表(世界ランキング2位)が延長戦の末にアルゼンチン代表(同1位)を1-0で下し、2010年南アフリカ大会以来となる2度目の優勝を果たした。優勝賞金は5000万ドル(約81億円)に上る。

トレスが延長戦で決勝点

試合は両者一歩も譲らない展開が続き、0-0のまま延長戦に突入。延長後半16分(通算106分)、スペインは右サイドからのクロスを味方が折り返し、これをFWフェラン・トレスが蹴り込んで待望の決勝点を挙げた。アルゼンチンは延長戦に入るまでシュートを1本も放つことができず、終盤になって攻め込んだものの得点には至らなかった。

この勝利により、スペインは国際Aマッチで38試合連続無敗を達成し、男子サッカーの世界最長記録を更新。従来の記録はイタリアが保持していた37試合連続無敗だった。

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メッシ、連覇の夢絶たれ涙

試合終了のホイッスルが響くと、アルゼンチンのリオネル・メッシは腰に手を当て、静かに敗戦を受け入れた。母国の英雄ディエゴ・マラドーナも成し得なかったW杯連覇の夢は、またしても目前で断たれた。メッシは前回大会で優勝を果たし、今大会は史上3チーム目の連覇を目指していた。

アルゼンチンは試合を通じて終始劣勢を強いられた。最終ラインの選手が相次いで負傷交代するアクシデントに見舞われ、メッシは前線で孤立。さらに退場者も出て防戦一方となり、延長後半に先制を許した後は捨て身の攻撃を仕掛けたが、メッシの唯一のシュートはブロックされ、力尽きた。

メッシの今大会の記録と監督の言葉

メッシは今大会、8得点4アシストをマークし、劇的な勝利を重ねて主役の座を張った。決勝前日には「一分一秒を楽しんできた。本当に楽しい旅路だった」と語っていた。試合後、銀メダルを首にかけ、サポーターが待つゴール裏に移動すると、こみ上げる涙をこらえきれなかった。

アルゼンチンのリオネル・スカロニ監督は試合後、「けが人や退場処分などあまりに多くの(負の)要素が重なってしまった。選手もスタッフも私も、最後の瞬間まで全力を尽くして戦った」とコメント。また、メッシについて「仲間も国民も、彼のために全てをささげる覚悟がある。『プレーしたい』と望む限り、いつまでも現役を続けるべきだ」と語った。

大会中に39歳の誕生日を迎えたメッシは、6度目のW杯から静かに去った。

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