テニスの木下グループジャパンオープン男子(東京・有明)で、第1シードで世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン)が大会連覇を達成した。ケガからの復帰後、ツアー初勝利となり、喜びは格別だったようだ。
決勝はストレート勝ち
決勝では、相手の角度のあるサーブに手を焼きながら、第1セットをタイブレイクの末に奪うと、第2セットも6―4で制してストレート勝ち。「(優勝の)この瞬間のためにケガから復活しようと努力を続けてきた」と喜びを爆発させた。
約4か月半のリハビリを経て復帰
今季は全豪オープンで初優勝を果たし、史上最年少で生涯グランドスラムを達成したが、4月に右手首を痛めて離脱。2021年にツアー初優勝を果たし、彗星のごとく現れ、順調にキャリアを築いてきた23歳の若きスターにとって、初めての挫折といっても過言ではなかった。
約4か月半に及ぶリハビリを経て、9月の全米オープンで8強入りし、「どのような動きをしてもしっかりと手首は対応できている」と回復を実感しながら今大会に臨んでいた。
緩急自在の攻撃で復権へ手応え
初戦からフルセットを戦うなど競った試合が多かったが、要所では強烈なカウンターショットや、繊細なタッチでネット際に決めるドロップショットなど緩急自在の攻撃を披露。明るい色の短髪から黒い長髪に一変した風貌にも、新たな決意が表れているようだった。
「まだ自分の最高レベルにはかなり遠い段階。けれども、そこからどのようにいい状態に持っていくかという解決策を見いだすことはできている」と語ったアルカラス。復権に向けて、日本で確かな手応えをつかんだ。