全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は4日、新たにバレーボール女子が始まり、計8競技が5府県で行われた。京都府勢では、カヌーの女子スプリント・カヤックペア(200メートル)で、綾部の小林幸帆・橘夏実選手組が準優勝した。
3日に行われた陸上女子棒高跳びでは、久御山の松浦清愛選手が大会タイ記録で優勝した。男子ハンマー投げの西京・野村航平選手、男子三段跳びの洛南・滝野大地選手はともに3位だった。
大会タイ記録の4メートル05を一発で成功
陸上女子棒高跳びで優勝した松浦選手(久御山2年)は、大会記録に並ぶ4メートル05を一発で決め、会場は大きなどよめきに包まれた。他の選手の結果が出て優勝が確定した後、高校新をかけて4メートル17に挑戦した。バーを見つめ、大きく深呼吸。勢いよく助走をつけて跳んだが、バーに届かず、天を仰いだ。
飛躍の原点は、4歳から10年あまり続けた器械体操だ。空中でのバランス感覚や柔軟性、ジャンプ力が培われた。中学から陸上の跳躍種目を始めたが、高校から棒高跳びに専念。5月の府大会で自己ベストの4メートル10を記録するなど、才能が開花した。
支えてくれた人への恩返し、そして新記録へ
周囲の支えも成長を後押しした。久御山には棒高跳び用のマットやポールがなく、週に1度、自宅から約1時間かかる洛東高(京都市)で指導を受ける。「総体という大舞台で恩返ししたい」。支えてくれた人たちへの感謝を胸に今大会へ臨んだ。
迎えたこの日、順調に成功を重ねていったが、競技後は満足より悔しさが上回った。「全国優勝はうれしいけれど、まだまだ道の途中。今年中に高校新を塗り替えたい」。志高く、挑戦は続く。(大井洸樹)



