将棋の第6期白玲戦七番勝負(ヒューリック主催)が22日、千葉県浦安市で開幕し、西山朋佳白玲(31)が挑戦者の福間香奈女流四冠(34)を128手で破り、逆転勝ちを収めた。西山白玲はこれまでに白玲を4期獲得しており、今回の七番勝負で棋士資格の取得がかかっている。
棋士資格へ王手
昨年6月に施行された新規則により、女流棋士の最高タイトルである白玲を通算5期獲得すると、棋士になる権利が得られる。西山白玲はこれまで4期獲得しており、今回の七番勝負に棋士資格がかかっている。
終盤の逆転劇
2人とも振り飛車党だが、この日の対局は先手の福間女流四冠が居飛車を選択した。後手の西山白玲は向かい飛車に構えたが、先手の歩を突く手に応じるような形で、3筋、2筋へと飛車を振り直した。戦況にあわせて飛車の位置を変えることは振り飛車ではよくあるが、その分、陣形を整えるのは遅れる。福間女流四冠が先に仕掛けて優位に立ったが、西山白玲は終盤、持ち駒が少ない状態で攻撃に踏み切り、逆転で勝利をつかんだ。
両者のコメント
西山白玲は「駒組みの早い段階で間違えてしまい、負けていて粘る展開だった。第2局もすぐなので、しっかり準備したい」と振り返った。福間女流四冠は「難しい将棋だったが、ちょっとミスが続いてしまった。次局では力を出し切れるように頑張りたい」と話した。
第2局は29日に鹿児島県指宿市で指される。



