トミー・ジョン手術、日本球界でも半世紀の歴史 ダルビッシュや大谷も
トミー・ジョン手術、日本球界でも半世紀の歴史

肘の靱帯再建手術の通称として知られる「トミー・ジョン手術」。その名前の由来となったトミー・ジョン氏が15日に死去したことが報じられた。同手術は、ダルビッシュ有投手や大谷翔平選手らメジャーリーグで活躍する日本人選手のほか、日本の野球界でも半世紀近く前から数多くのプロ野球選手が受けてきた。

日本人メジャー第1号は大塚晶則投手

日本人選手がメジャーリーグで初めてトミー・ジョン手術を受けたのは、パドレスやレンジャーズで活躍した大塚晶則投手だ。2008年に初めて受けた。術後は思わしくなく、再び故障し、2010年に再手術したが成功しなかった。手術が事実上、引退につながったとされている。

西武からメジャーリーグに移籍し、2007年からレッドソックスでプレーした松坂大輔投手も手術を受けた一人。米国で肩を故障するなど不調にあえぎ、11年に手術を受けた松坂投手は、調子が故障前に戻ることはなかった。16年に日本に帰国し、ソフトバンクなどに在籍。故障が続いた末に引退することとなった。

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現役メジャーリーガーも手術を経験

現在、メジャーリーグで活躍中の日本人選手も手術を受けている。パドレスに在籍するダルビッシュ有投手は2015年と25年の2度、手術を受けた。いずれも成功し、復帰後も高いパフォーマンスを見せている。

ドジャースで投打二刀流で活躍する大谷翔平選手は2018年と23年の計2度、受けた。術後、投手としては休養中に、打撃で好成績を残すなど注目を集めた。現在は投手としても完全復活を遂げ、さまざまな記録を樹立し続けている。

日本球界初は1979年の三井雅晴投手

日本のプロ野球界でもトミー・ジョン手術の歴史は古い。初めての手術は半世紀近く前の1979年、ロッテの三井雅晴投手が受けた。成功し、三井投手が術後も活躍したことで、他の投手たちに先鞭をつけたとされる。

4年後には同じロッテの村田兆治投手が手術。完全復帰し、毎週日曜に好投する「サンデー兆治」として名をはせ、手術が評価されるきっかけとなった。その後、ヤクルトの荒木大輔投手や巨人の桑田真澄投手ら、多くの選手が続いた。

最近では、オリックスの宮城大弥投手、山下舜平大投手がいずれも今年、米国で手術を受けたことを球団が発表している。

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