巨人が広島との打撃戦を制した。七回、代打ダルベックの2点打、知念の適時二塁打などで4点を奪い、逆転した。広島は救援陣が踏ん張れず、約3か月ぶりの最下位転落となった。
七回に逆転、代打ダルベックが主砲の仕事
巨人は先発の又木が2度のリードを守れず、五回を終えて2点を追う苦しい展開。しかし、ここ一番でとっておきのカードが残っていた。今季初めてダルベックを代打で起用し、采配が的中した。
七回、先頭で代打の笹原が安打で出塁すると、相手投手の制球難に乗じて塁を埋め、佐々木が押し出し四球を選んで1点差。なおも二死満塁の好機に、代打・ダルベックが「いつもと変わらず、甘く入った球を仕留めるという意識だった」と、代わったばかりの益田から逆転の2点打を放った。さらに、2試合続けて先発した知念が適時二塁打で続き、一気に主導権を奪い返した。
首脳陣の采配が的中、控え選手が躍動
猛暑のマツダスタジアムで行われた3連戦。主力を休ませながら、控えに回っていた選手に出番を与える巨人首脳陣の手は、ことごとくはまった。
2戦目は対左投手との好相性を見込まれ、久しぶりに先発した知念が先制打。リードオフマンの浦田を休ませ、代わって入った小浜が2打点を挙げた。代走で途中出場した浦田も二盗を決め、追加点につなげた。
カード勝ち越しがかかったこの日は、ベンチスタートのダルベックに代わって、今季初めて4番で先発した大城が先制打を含む2安打2打点。ここぞの場面で打席に立ったダルベックが、主砲の仕事を果たした。
「チームの雰囲気はとてもいい。特にこの2日は1~9番までが自分の役割をしっかりと果たせていた」とダルベック。プレーボールの瞬間にベンチに控えていても、全員が目の前の勝利に向かっているところに、今のチームの強さがある。
橋上監督代行のコメント
巨人・橋上監督代行は「投手が抑えて勝つことが多かった今シーズンだったけども、こういうふうに投手が打たれている時でも、打線がひっくり返して勝てるということは、非常に大きい」と語った。



