巨人は18日、中日とのセ・リーグ公式戦(バンテリンドーム)で1-5と敗れ、チームは13安打を放ちながらわずか1得点と勝負弱さが露呈した。先発したドラフト1位ルーキーの竹丸和幸投手(鷺宮製作所)は、球団記録に並ぶ7連続三振を奪うなど三回まではパーフェクトピッチングを披露したが、四回に痛恨の一発を浴び、六回にも追加点を許した。試合後、竹丸は「三振はアウトの一つでしかない。次回は試合をしっかり作りたい」と反省の弁を繰り返した。
涌井との対照的な投球内容
竹丸は三回まで完全投球、7連続三振の快記録を達成。しかし四回二死二塁の場面で、打者サノーに対しボールが先行し、内角直球が甘く入ったところを左越えの先制2ラン本塁打とされた。六回には細川にソロ本塁打を浴び、結局6回3失点、10奪三振の内容ながら敗戦投手となった。
一方、中日の先発涌井秀章投手は、22年目のベテランらしい粘りの投球で12安打を浴びながらも最少失点の1点に抑え、今季2勝目を挙げた。試合後、涌井が仲間とハイタッチする姿とは対照的に、竹丸は重い足取りでベンチ裏へ下がった。
竹丸の課題とコーチの指摘
ここ1か月で3度目の中日戦登板となった竹丸は、相手が自身の特徴を熟知している中、シーズン途中から習得したシンカーやカットボールで目先を変え、空振りも奪った。しかし、走者を背負うと得意の直球とチェンジアップに頼る場面が目立ち、打者の目が慣れてくる2巡目以降はカウントを整えるのも容易ではなかった。
杉内投手チーフコーチは「他に曲がり球があっても、ピンチの時に使う自信がないのか、消えているというのは(課題として)ある」と指摘し、さらに「常に4球種くらいを操りながら、打者の選択に幅を持たせていた涌井の投球を見て、勉強になったはず」と付け加えた。
竹丸が見た涌井の投球
竹丸は涌井の投球について「有利なカウントで勝負を続けている」と感じ入った様子で、敗戦で得た経験をステップアップの糧にしたいと語った。巨人は打線が13安打を放ちながらも、中日の継投の前に得点は1点のみ。橋上監督代行は「イニングの先頭打者が出塁できなかった。ヒット多くして、得点につながらずだった。うまくかわされた」と振り返った。



