甲子園球場で開幕した第108回全国高校野球選手権大会に、宮崎県代表として臨む日南学園。今年のチームは攻守でレベルが高く、臨機応変に戦えるのが特徴だ。同高は2018年大会で、宮崎県勢最後となる勝利を挙げた。8年ぶりの「聖地での一勝」を目指す。
甲子園への出発を数日後に控えた7月下旬、同県日南市内にある日南学園のグラウンドでは、「確実に1点」「ナイスカット」などのかけ声や打球音が響き、選手たちはきびきびとした動きを見せていた。
県大会で試合巧者ぶりを発揮
同高は01年の夏の甲子園で8強に入った。夏の甲子園は今回が8年ぶり10回目の出場となる。
県大会では試合巧者ぶりを発揮した。3回戦では一時4点差をつけられたが、好機を逃さずに加点し逆転。投手戦となった準々決勝と準決勝では接戦をしぶとく制し、決勝は小林西を強打で圧倒した。金川豪一郎監督(49)は「試合展開に合わせた戦い方ができるようになった」と成長ぶりを認める。
多彩な戦い方の中心選手
多彩な戦い方ができたのは、高いレベルで投打を引っ張る選手の存在だ。田中皐晴選手(3年)は県大会で、打者として打率5割2分6厘を残しながら、投手としても全5試合に登板。もう一人の中心である谷口銀次郎選手(2年)と継投して相手打線を抑え、勝利に導いた。田中選手は「準決勝からピッチングの調子が上がった」と振り返る。



