テニス吉野選手、結果で恩返しへ インターハイで前向く主将
テニス吉野選手、結果で恩返しへ インターハイで前向く主将

全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、新たにボクシング、バレーボール男子、ソフトテニス男子が始まり、計8競技が4府県で行われた。

奈良県勢は、ボクシング男子・ライトウエルター級で王寺工の栗原翔選手が1回戦を突破。ウエルター級でも王寺工の岩原晴斗選手が1回戦を勝ち上がった。

テニス女子ダブルス2回戦

テニス女子ダブルスで奈良育英3年の吉野寿桃選手は、2回戦で1年生ペアの札幌光星(北海道)と対戦。序盤は一進一退だったが、中盤にブレイクされた。隙のない相手に対し「ネガティブなまま終わるのは嫌」と、積極的に前に出たが、決めきれずに4―8で敗れた。

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吉野選手は両親が大学や高校時代にテニスプレーヤーとして活躍。その影響もあって、「気がついたらラケットを持っていた」といい、小学1年から本格的に競技を始めた。中学時代には、叔父がコーチを務める奈良市のテニスクラブから世界を目指すことにし、京都市内の実家を離れて奈良育英中へ転校した。

スランプを乗り越え主将に

高校では、身長1メートル73の高さをいかしたサーブを磨き、1年から総体に出場する実力をつけた。だが、スランプは突然訪れた。1年の秋、大会途中で急にテニスを続ける理由がわからなくなるような感覚に襲われ、2か月間、テニスから離れたことがあった。

「やめてどうするか」など、将来の不安に襲われたが、両親からは「やりたくなったらやればいい」と言葉をかけられ、テニス部の指導者も根気強く見守ってくれた。そのおかげで、徐々に練習に復帰でき、主将も任せられるまでになった。

当時、助けてくれた人たちへの感謝は忘れていない。6日から始まる個人シングルスに向け、「1セット1ゲームずつ集中し、結果で恩返ししたい」と、次の舞台を見据える。(清水翔)

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