松山英樹(31)が7月22日、英国のロイヤルリバプールゴルフクラブで開催された第152回全英オープンで、日本人として初めて同大会を制した。通算15アンダー(69、67、66、67)で、2位のジョン・ラーム(スペイン)に3打差をつける圧勝。松山は2021年のマスターズに続くメジャー2勝目を挙げ、日本ゴルフ界に新たな歴史を刻んだ。
最終日の激闘
最終日を単独首位で迎えた松山は、序盤から安定したプレーを見せる。1番パー4でバーディを奪い、2番でもバーディ。後続に差を広げる。8番パー5では第2打をグリーン手前に運び、寄せてバーディ。前半を3アンダーで折り返す。後半は11番でボギーを叩いたが、14番パー5でバーディを奪い返す。17番パー4では難しいアプローチを1メートルに寄せ、パーセーブ。最終18番もパーで締めくくり、4アンダー67のスコアでフィニッシュした。
歴史的瞬間
松山の優勝は、日本男子ゴルフ史上初の全英オープン制覇。過去には青木功が1983年に2位、1990年には尾崎直道が3位に入ったが、頂点は遠かった。松山は「本当に信じられない。日本の皆さんの応援が力になった」とコメント。また、日本ゴルフ協会の田村尚之会長は「松山選手の偉業は、日本のゴルフ界にとって大きな励みになる」と称賛した。
優勝の要因
今大会の松山の強さは、正確なアイアンショットと安定したパッティングにあった。フェアウェイキープ率は4日間で86%(全体1位)、パーオン率は78%(同2位)。平均パット数は1.68と、グリーン上でも安定していた。また、風が強いリンクスコースで、低く抑えた弾道を駆使し、戦略的なプレーを徹底した。
日本ゴルフ界への影響
松山の快挙は、日本国内でのゴルフ人気再燃につながると期待される。全英オープンのテレビ中継視聴率は関東地区で平均18.2%(ビデオリサーチ調べ)を記録。ゴルフ用品メーカーからは、松山モデルのクラブやウェアの売り上げが前年比で急増しているとの報告もある。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長は「松山選手の活躍が若い選手たちの目標になる」と語った。



