新潟県を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48の清司麗菜さん。今年の夏はプロレスデビューを果たすなど多忙な日々を送った。グループは今年も新曲を発表し、清司さんも選抜入り。悩む後輩に彼女が見せたい「背中」、そしてスケートボードから学んだアイドルに大切なこととは。「清司麗菜の#SkateLife~continuity180~」の第42回。
アイドル、まさかのプロレスデビュー
8月1日、お台場。清司さんはプロレスラーになった。日本最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2026」(TIF)で行われた東京女子プロレスとTIFのコラボイベントに出演。本格的なバトルロイヤル形式の試合を戦い、ロープワークやマットテクニック、関節技を披露し、会場を盛り上げることに成功したという。
「筋が良いのだと思う」と自負する清司さん。稽古では2日目にしてロープワークをこなした。リングに上がるとアドレナリン全開で「やってやる!」と意気込み、会場のボルテージは上がっていった。終了後、関係者から「次回も出てください」と言われたそうだ。
デビュー12年目。さまざまな仕事を経験してきたが、プロレスとは思わなかったと語る。「もはや仕事を選ばなくなった感さえある」と振り返る。
忙しい仕事とグループの新しい風
ここ最近、すごく忙しかったという。現在の仕事はアイドルとスケートボードだけではなく、20歳代も中盤に入り、競馬やお酒の仕事もいただくようになった。一番多いのはスポーツ系の仕事で、「SASUKEアイドル予選会」への3回目の挑戦で優勝。2024年に3位、昨年は2位だったが、背水の陣でトレーニングしていた。
本業のアイドル仕事も忙しい。9月にはHKT48とNGT48の合同イベント「Boostyファンまつり2026」が開催され、加入5ヶ月の6期生にとって初めての大きなステージとなった。10月28日には12枚目のシングルを発売することが決まっている。
ここ数年、年に1回ペースでシングルを発表しているNGT48。今作は昨年グループに加わった5期生2人が初めて選抜入りし、センターは元々NGT48のファンだった3期生の北村優羽ちゃんが初めて務める。12年目を迎えたグループは今、急速に「新しい世代」へと風が吹いている。
選ばれない苦しさとスケボーとの出会い
清司さんは14歳で1期生として加入したが、シングル曲の選抜入りは2021年発売の7枚目「ポンコツな君が好きだ」からで、下積み期間はかなり長い方だという。選抜に入れない期間は「何をどう頑張れば良いのかも分からない」と沈み込んでいた。
スケボーを始めたのもそんな時期だった。東京五輪で岡本碧優選手の滑りに感動したのがきっかけ。当時はスケジュールがガラガラで、スタッフと遅くまで練習したこともあった。「スケボーができる」ことがアイドルとしての強みになればと思った時期もあったが、本当の意味での強みは別のところにあったという。
スケボーで「攻める」こと
スケボーには「攻める」というスラングがある。できるかどうかギリギリの技や、滑れるか分からない場所を「攻める」。結果は二の次で、そういう姿勢が評価されるカルチャーだ。スケボーを始めて、清司さんは攻めるようになった。できなかった技もできるまで挑戦し続け、やったことがない仕事も「やります!」と受けてみる。
「アイドルとしての私の強みは『スケボーが滑れること』じゃなくて、スケボーから学んだ『挑戦し続けること』なんだと思う」と語る。プロレスも、競馬も、お酒も、SASUKEも、「攻めた」からできた仕事だという。
「後輩たちに、この年になっても攻め続ける自分の姿を見せることも、今、私が果たすべき役割なんだと思う」と話し、「アイドル人生」で大切なことはスケボーが教えてくれたと締めくくった。